2013年9月7日
大聖人の仏法は
あらゆる優れた思想・哲学を包含
<法華経は生命の全体観>
世界には、
さまざまな学問、哲学、論議があるが、
人類の最大の難問である生命の本質、
「幸福」の確立という根本問題には解決を与えていない。
大聖人は次のようにも仰せである。
『外典の外道・内典の小乗・権大乗等は、
みな己心の法を片端片端説きて候なり、
然りといへども法華経の如く説かず』(御書1473頁)
――仏法以外の教典、また仏法の小乗経や権大乗経等は、みな己心(わが生命)の法の片はし片はし説いている。しかし法華経のようには説いていない――。
法華経は生命の全体観を説き、
他は部分観にすぎないとの言と拝される。
あらゆる川は海にあこがれ、滔々と流れ込む。
同様に、部分観は全体観、根本的哲学を志向する。
(中略)
『衆流を大海に納むるが如きなり』(御書561頁)
大聖人の「大海の仏法」は
あらゆる優れた思想、哲学を包含している。
決して排他的な、また偏狭なものではない。
先駆的な各分野の学問の成果も、
すべて妙法を証明していくことになるのである。
さまざまな川も、海に入れば、
一つの海の味になるように、
人類の根本的幸福へと、
それらは仏法の一分として使われ、
生かされていく。
さらに、妙法は「四天下を照らす」
太陽であり、月である、と仰せである。
地域や民族の違いにかかわりなく、
日月は人々を照らす。
「平等」である。
一部の人々のみ照らす日月などない。
国境、民族、イデオロギー、階層等の差別を超え、
また時代を超えて、
「全人類」(一切衆生)を救い、
永遠に栄えさせていく。
「全世界」(一閻浮提)のための仏法が
大聖人の仏法である。
この御金言どおり、
「全人類」「全世界」に、
妙法の「日月」の大光を届けたのは、
わが創価学会である。
この短い御文からも、
私どもの前進の正しさを確信していただきたい。
1991.4.12海外派遣メンバー、各部代表協議会
2023.10.10整理