2014年6月15日
地方の大発展を!中央は地方の為に。
「私は、各地方が力をつけて、東京をリードしていく時代を、早くつくりたいんです。
いつまでも東京という一極に集中していては、広宣流布は壁に突き当たってしまう。
それぞれの地によって、気候風土も、文化も、産業も、社会的な慣習も、人の気質も異なります。したがって、その地域の実情に即した広宣流布の在り方を、そこにいる人たちが、真剣に考えていかなくてはならない。
中央の幹部は、そのための応援、手助けをしていくことです。中央のための地方ではないし、地方の上に中央があるのでもない。むしろ、地方のために中央があるんです。それを、はき違えると、各方面や各県区の発展の芽を摘んでしまうことになります。
日本の政治がそうです。地方と東京との経済格差や、地方の文化的環境整備の遅れなどは、東京中心の構造がつくられてきたからといえます。
私は今、学会にあって、各方面が大発展していく流れをつくっているんです。また、中国方面のなかでも、鳥取や島根といった、いわゆる山陰地方の、あまり光が当たらなかった地方を強くしていきたいんです。必ず、そうしていきます」
小説 新・人間革命 27巻 激闘66