同志

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2022年8月26日

第2084回

広布へ戦う尊き同志をほめ讃えよ

 

信心をして、楽しくないわけがない>

 

 

 日蓮大聖人は、人の心の機微を、

 次のように教えられている。

 

あまりに人が自分をほめる時は、

 『どんなふうにでもなろう』

 という心が出てくるものである。

 これは、ほめる言葉から起こるのである

 (御書1359㌻、通解)

 

 リーダーは、これまでよりも、

 もっと、広布へ戦う尊き同志を、

 ほめなくてはいけない

 私も、頑張っている同志を、

 毎日、心から、ほめ讃えている。

 せっかく頑張っているのを、

 ほめもせず、ただ「戦え」と言うのでは、

 いやになってしまう。

 

 厳しいばかりでは、皆、逃げてしまう。

 ほめて、ほめて、ほめまくる

 ――この「革命」を起こしてまいりたい。

 ほめるのが七割、厳しく言うのは、ほんの少々

 というくらいでいいのである。

 

 先輩の皆さんは、

 幾多の激戦をくぐり抜けてきただけに、

 皆を叱咤するのが″習性″になっている場合がある(笑い)

 服についたソースの染みのように、くっついて離れない。

 しかし、そのままではいけない。

 今、後輩たちも、どんどん成長している。

 その分、自分は年をとっている(笑い)。

 皆のほうがいろんなことをよく知っている場合も多い。

 いつも同じ話、いつも厳しい話だけ

 ――これではいけない。

 後輩たちを、どんどん伸ばすのだ。

 

 そのために大事なポイントが

 「ほめる」ことなのである。

 この一点を心していけば、

 学会は、さらに大きく発展していける。

 これは、私が言うのではない。

 大聖人が教えてくださっているのである。

 

 御書には、

 ″難に負けるようでは仏になれない″

 と厳然と示されているのと同時に、

 健気な同志を最大に讃え、

 ほめる言葉が満ちあふれでいる。

 温かい励ましが、仏法の世界なのである。

 

 「常楽我浄」と仰せのとおり、

 信心をして、楽しくないわけがない。

 

 広宣流布へ進みゆく皆さまの生命には、

 最高の大福徳の″勲章″が

 三世永遠に輝きわたることを

 確信していただきたい。

 

2005.8.12 創立七十五周年幹部特別研修会(5)

(池田大作全集第99巻) 

 

2018年11月18日

第1555回
同志を思う慈愛が通じる

 

行動の奥にある深い深い慈悲の心>

 

 これからは、ますます「心の時代」である。
 広布の前進にあっても、リーダーは、徹して、皆を励ましていくことだ。皆が喜んで取り組んでいけるよう、自信をもって戦いを進めていけるよう、具体的に、また迅速に、手を打っていかねばならない。
 そのためにも、まずリーダーが真剣に祈っていくことである。一回一回の会合も、「きょうの会合が大成功するように」「自分の祈りが、皆の中に入るように」「全員の生命に、梵天・帝釈の働きが顕れるように」等と、真剣に祈っていくことだ。その真剣な「祈り」が、同志を思う「慈愛」が、誠実な「振る舞い」が、皆に喜びの波動を広げていく。
 「偉大であれ、/高慢であってはならない――高慢であることを蔑むほど偉大であれ」(前掲『エマソン選集』)とは、エマーソンの言葉である。
  大聖人は、同志の大切さを繰り返し教えておられる。
 「末法のような濁った世にあっては、たがいにつねに語りあって、いつも後生を願っていきなさい」(御書九六五ぺーじ、通解)
 「信心の志のある人たちは、一つの場所に集まって、この手紙を読むのをお聞きなさい」(御書九五一ページ、通解)
 「すべての人々が、この書を見聞きし、信心の志ある人々は、おたがいに語りあっていきなさい」(御書九六七ページ、通解)と。
 同志とともに、仲良く前進していくことだ。同志とは、「同」じ「志」と書く。自分の「一念」が皆の生命に入り、また皆の「一念」が全部、わが生命に入って、大生命力となっていくのである。
 戸田先生は言われた。
 「行動の奥に深い深い慈悲の心を蔵するならば、その行動は、説明もなく、証明する者がなくとも、相手にいっさいがかならず通ずるものである」(「慈悲論」、『戸田城聖全集』3所収)
 さらに「慈悲のうえに立つ折伏は、いかにことばがやわらかでも、いかに態度がやさしくても、そのなかに強い強い仏の力がこもる」(同前)と。

2001年8月19日 東京会研修会

2017年3月23日

共戦

 

<真実の同志あるを信じつつ>

 

 山本伸一が峯子と共に、車で創価大学を出発したのは午後五時半であった。彼は学会本部へは戻らず、横浜の神奈川文化会館へ向かった。世界につながる横浜の海から、新しい世界広宣流布の戦いを、真の師弟の戦いを起こそうと、心に決めていたのである。
 横浜に到着したのは午後七時であり、既に夜の帳に包まれていた。神奈川文化会館の一室から海を眺めた。眼下に、係留・保存されている貨客船の氷川丸が見えた。竣工は一九三〇年(昭和五年)、学会創立の年である。
 学会は、以来、「七つの鐘」を打ち鳴らし、今また、大航海を開始するのだ。
 伸一は、ようやく一息つけた気がした。
 側近の幹部が、「今朝の新聞に先生のお名前が出ておりました」と教えてくれた。
 それは、「読売新聞」がアメリカのギャラップ世論調査所と提携して実施した日米両国の生活意識調査の結果で、日本国民が選んだ「最も尊敬する有名な日本人」の上位二十人の第六位に、伸一の名が挙がっていた。吉田茂、野口英世、二宮尊徳、福沢諭吉、そして昭和天皇に続いて山本伸一となっている。
 「現存する民間人では第一位ですし、宗教界ではただ一人です」という。伸一は、この劇的な一日を振り返ると、不思議な気がした。さらに同志の大きな期待と懸命な応援のようにも感じた。
 三週間前、故・周恩来の夫人である鄧穎超に、会長辞任の意向を伝えた時、彼女が「人民の支持がある限り、辞めてはいけません」と語っていたことが思い返された。“人びとの期待に報いよ! 信義に報いよ! 戦い続けよ!”との励ましであったにちがいない。
 “いかなる立場になろうが、私は戦い続ける! いよいよわが本門の戦いが始まる!”
 彼は、ここでも筆を執り、「共戦」と認めた。
 そして、“弟子よ。われと共に起て!”と心で叫びながら、脇書に、こう記した。
 「五十四年 五月三日夜 生涯にわたり われ広布を 不動の心にて 決意あり 真実の同志あるを 信じつつ 合掌」 

 

小説「新・人間革命」〉 大山 六十七   2017年3月22日

2017年2月4日

真実の同志

 

<共戦>

 

 八王子での本部総会の後、なぜ、私が神奈川へ向かったのか。
 神奈川には、世界につながる海があるからだ。もう一度、世界を舞台に戦うのだ!――これが私の決心であった。神奈川の友も、変わらぬ心で迎えてくれた。
 神奈川文化会館に着いた5月3日の夜、私は筆を執った。その時の揮毫を30年を経て、ここで披露したい。
 それは「共戦」という二字である。脇書に次のように記した。

 

 「五十四年
    五月三日夜
  生涯にわたり
   われ広布を
    不動の心にて
      決意あり
  真実の同志あるを
     信じつつ
        合掌」

 

 真実の同志――それは、私と心一つに、広宣流布へ戦う皆様方である。
 これまで、どれほど多くの忘恩の輩が出たことか。
 私は戸田先生を守りに守った。先生亡き後は、先生のご家族にも最大の心を尽くした。一切を犠牲にして、妻とともに弟子の道を貫いた。
 師匠が罵られ、中傷されても何の反論もできない。戦えない。そんな情けない弟子であってはならない。
 その思いで生き抜いてきた。
 未来に生きる皆さんと、私との「共戦」の人生を歩み抜いてほしい。頼むよ。

 

2009年4月14日 全国代表協議会

2016年12月24日25日

すでに私と会っている

 

<同志>

 

 「学会がこれだけ大きくなると、一人一人にお会いすることは、不可能に近い。

 だが、この私の心を知って、日夜、題目を唱え、広宣流布のために戦っている人は、すでに私と会っているのと同じです。
 『同志』とは、同じ志に立つということであります。

 その人こそ、私は最も尊敬する、心と心の通じ合った同志です。
 その人の人間としての価値は、役職によって決まるものではない。

 真面目に信心し、

 自己の使命を全うし、

 己心の妙法を涌現し、

 人間革命し、

 宿命転換していく人が、

 最も尊い人であり、

 勝利の人生を開いている人であると、私は言いたいのです」

 
大白蓮華2016年3月号№797 25頁

 

2014年12月8日

 何があっても「仲良く」進め!

   
 「同志が互いに怨嫉し、憎み合ったり、足を引っ張り合ったりすれば、いくら口では正法正義を叫んだとしても、自分の心は大聖人の御心に弓を引いてしまうことになるんです。その罪は重い。この一点だけは、絶対に忘れないでいただきたい。
 人間は感情の動物だから、“いやだな。自分とは合わないな”と思う人と、一緒に活動しなければならない場合もあるでしょう。その時は、“あの人と団結できる自分にしてください。仲良くなれる自分にしてください。あの人を尊敬できる自分にしてください”と祈り抜いていくんです。そうすれば、自分の境涯が革命できます。自分が変われば、どんな人とも団結していくことができるんです。
 大切なのは、仲が良いことです。そこに友情があり、同志愛が生まれます。そこに信心の喜びがあり、勝利があるんです」。
   

小説 新・人間革命 26巻 法旗 166頁

 

2014年11月28日

我と我が友よ

広布に走れ

   
 彼は、出発時刻ぎりぎりまで、新学生部歌の作詞を続けようと思った。
 「さて、四行目だ。ここは、起承転結の結の部分にあたる大事な箇所だ……。
 よし、『我と我が友よ 広布に走れ』としよう。自分だけではなく、悩める友の味方となり、強い友情を結び、同志と共に前進していくんだ。『走れ』ということは、“勢いある行動”なんです。青年は、座して瞑想にふけっていてはならない。
 『広布に走れ』を実行していくには、まず“わが人生は、広宣流布とともにあり”と決めることです。そして、瞬間瞬間、広布をめざして力の限り、戦い抜いていくんだ。“広布に歩け”ではないんです。全力疾走だ。
 『未だ広宣流布せざる間は身命を捨て随力弘通を致す可き事』(御書1618頁)というのが、私たちの精神だもの。
 さらに、青春時代の誓いを、終生、貫き通していくことです。日蓮大聖人は『始より終りまで弥信心をいたすべし・さなくして後悔やあらんずらん』(同1440頁)と仰せだ。“持続”なくして勝利はありません。
 皆の人生には、これから先、就職もあれば、結婚もある。さまざまな環境の変化があります。職場の上司や同僚、家族や親戚から、信心を反対されたり、自分が病に倒れたり、勤めた会社が倒産したりすることもあるかもしれない。
 その時に、“いよいよ自分の信心が試されているんだ。負けるものか!”と、歯を食いしばって頑張り抜いてほしい。どんなに苦しくとも、信義のため、正義のために、“使命の走者”として、広宣流布の大道を完走してほしいんです。そのための魂の歌を、師弟の応援歌を、私は今、作っておきます」
 伸一は、生命の言葉を紡ぐようにして、歌詞を作り上げていった。

 

小説 新・人間革命 28巻 広宣譜3

2014年11月25日

 最高に尊貴なる人、

それは妙法の同志

    
 「此の法華経には我等が身をば法身如来・我等が心をば報身如来・我等がふるまひをば応身如来と説かれて候へば、此の経の一句一偈を持ち信ずる人は皆此の功徳をそなへ候、南無妙法蓮華経と申すは是れ一句一偈にて候、然れども同じ一句の中にも肝心にて候」(御書1402頁)
 ――この法華経には、私たちの身を法身如来、私たちの心を報身如来、私たちの振る舞いを応身如来と説かれています。ゆえに、この経の一句一偈を持ち信じる人は、皆、この(三身如来の)功徳を(わが身に)具えるのです。南無妙法蓮華経というのは、一句一偈です。しかし同じ一句の中でも肝心(の一句)です――。
妙法を信受する人は「仏」となると断言しておられる。
 皆さまは、自分も多くの悩みをかかえながら、それでも広宣流布のため、法のため、人のために、いつわり多き泥沼のごとき社会に飛び込んで奔走しておられる。何と尊き方々であろうか。
 見返りを求めることもなく、悪口を言われながら、「もう一歩、もう一歩」と広宣流布を進めておられる。御書に照らして、皆さま方こそ菩薩であり、仏であられる。
 ゆえに皆さまを、われわれをいじめれば、法罰・仏罰を受けるのは間違いない。今の日本が、まさにそうなっていると指摘する人もいる。
  広宣流布に進みゆくとき、わが心には仏の生き生きとした生命力がわき、智慧がわく。
 「今、いちばん価値的な行動は何か」「会員の方に喜んでいただくには、どうしたらいいか」。それがわかるリーダーでなければならない。
 会合の終了時間ひとつとっても、臨機応変に気を配っていただきたいのである。会員の皆さまあっての幹部である。皆さまに、ひざまずくような思いで、敬って迎え、「お忙しいところ、ようこそ、いらっしゃいました!」と、誠実に、気持ちよく接していくべきである。
 接した人々から「本当に、いい人だ」「本当に、ありがたいな」と感謝され、慕われてこそ、幹部としての勝利である。絶対に、いばらず、悪に対しては毅然として戦い、友に対しては限りなく誠実なリーダーにならねばならない。

 

1998.6.16第二十三回本部幹部会、第七回婦人部幹部会

2014年11月12日

最後の最後までメロスのごとく

 

<同志を裏切るな!

 誓いを手放すな!>

   
 私も力の限り、走り戦います。
 小説『新・人間革命』の執筆も、第28巻に入り、今月の18日、創立記念日から連載を再開いたします。
 第1章のタイトルは「広宣譜」。
 昭和53年(1978年)の6月、「広布に走れ」の発表から始まります。嵐に立ち向かい、新たな学会歌の歌声を響かせて、我と我が友で刻んだ広宣流布の「共戦譜」を描いていきます。
 21世紀を託す未来部に「正義の走者」の歌を作ったのも、この年の7月です。
 その2番には、こう綴りました。
 「君も負けるな/いつの日か
  共々に誓いし/この道を
  嵐も吹雪も/いざや征け
  これぞメロスの/誉れなり・・・」と。
 絶対に同志を裏切らない。
 断じて誓いを手放さない。
 我らは、創価の誉れのメロスとして、友のため、法のため、地域のため、社会のため、世界の平和のために、最後の最後まで、断固として走り抜き、走り切っていこうではありませんか!
 私は、けなげな全同志の頭(こうべ)に、一人また一人、勝利と栄光の月桂冠をかぶせて差し上げたいという思いで、題目を送り続けてまいります。
 明年(2015年)1月には、SGIの発足より40周年を迎えます。
 さあ、きょう、ここから、世界の創価家族と共に、皆で、明るく仲良く賑やかに、広布と人生の躍進のスタートを切ろうではありませんか!
 皆、風邪など、ひかれませんように!
 獅子奮迅の大生命力で勝ち進もう!

 

聖教新聞2014.11.11付メッセージ

 

2014年7月15日

最も尊貴な人間王者 

  
 山本伸一は、言葉をついだ。
 「師弟だけでなく、同志も、夫婦も、兄弟も、苦楽を共にしていくなかで結合の度を増し、精神の美しき輝きを放っていきます。
 創価学会の同志愛、団結の強さの要因も、そこにあるんです。
 広宣流布の活動では、正念場となるような苦しい激戦もあります。その時に、歯を食いしばりながら、『頑張ろう!』『負けるな!』と、互いに励まし合い、勝利の旗を掲げ続けてきた同志の絆は強い。永遠の友情が培われています。
 また、友のなかには、病苦、経済苦、家庭不和など、さまざまな悩みをかかえ、苦しんでいる人がたくさんいます。家族や親戚からも、見放されてしまった人もいるでしょう。
 私どもには、その友の悩みに耳を傾け、幸せを願い、仏法を教えていく使命があります。事実、私たちは、そうしてきました。
 時には、共に涙し、共に御書を拝し、共に祈り、粘り強く激励の対話を重ね抜いてきました。そのなかで、多くの方々が信心で立ち上がり、苦悩を克服してきたんです。
 友を励ましてきた人は、苦悩を分かち合った分だけ、喜びも分かち合い、信心の確信も増し、大きな功徳を実感しています。
 一方、励まされた人にとって、最も苦しかった時に、同苦して自分を激励・指導してくれた同志の存在は、無二の友であり、終生、大恩の人となっています。
 人間にとって今生の最高最大の財産は、どれだけの人と苦労を共にして励まし、信心を奮い立たせてきたかという体験なんです。
 したがって、何人もの、いや、何十人、何百人もの人から、『私は、一緒に悩み、祈ってくれたあの人のことを、生涯、忘れない』『あの人がいたから、今の私の幸せがある』と言われる人になることです。
 それに勝る、人間としての栄誉はありません。その人こそ、最も尊貴な人間王者です。
 また、そうした個人指導によって結ばれた人間の輪が、学会の組織なんです」

 小説 新・人間革命 27巻 求道21

2014年6月26日

同志には一期一会の激励を! 

  
 悩み、苦しみ、その活路を仏法に求めて、健気に信仰に励もうとする同志に、伸一は全魂を傾けて、勇気と励ましの指導をつづけた。この人たちを苦悩から救い、断じて幸せにしてみせる――との、熱き思いをたぎらせて。
 みな無名の庶民である。しかし、広宣流布の使命を担うために出現した尊き地涌の仏子なのだ。
 彼は、一言ひとことに愛情をこめ、誠実をこめ、責任をこめて、一期一会の思いで語っていった。

 

小説 人間革命 12巻 宣言 135頁

2014年5月5日

 同志の仲は何万倍も深い

 

 「同志は、仲良く戦っていただきたい。(中略)
 信心がないと、つい目先のことにとらわれて、感情的になってしまう場合があります。
 そうであってはなりません。
 私たち同志の仲は、きょうだい以上に、その何千倍、何万倍も深いのです。
 したがって、どんなことがあっても、お互いを助け合い、守り合い、尊敬しあっていかねばなりません。(中略)
 私たちは妙法流布のため、令法久住のために生まれてきたのです。
 同志は、こう心を決め合って、朗らかに前進していきましょう」

 

大白蓮華No.774号2014.5月号20頁

2014年4月26日

 自他共に大歓喜の人生を

 

 『自他共に智慧と慈悲と有るを喜とは云うなり所詮今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る時必ず無作三身の仏に成るを喜とは云うなり』(御義口伝、761頁)
 仏法の広大無辺の境涯から見れば、自分だけの名聞名利の喜びなど、ちっぽけな、はかない幻に過ぎません。
 どんなに苦しい試練であれ、どんな厳しい宿命であれ、妙法を唱えて、断じて負けない。断じて屈しない。悲しみも嘆きも、勝ち越えて、苦悩の友を励まし包みながら、智慧と慈悲の世界を創り、広げていく。
 ここに、我らの尽きることのない喜びの連帯があります。
 この「歓喜の中の大歓喜」の生命を、元初の太陽の如く、いやまして自他共に光輝せていく出発の日が、5月の3日なのであります。

 

聖教新聞2014.4.20付メッセージ

2014年2月22日

だからこそ、人間共和の模範を!

 
「学会の同志は、久遠の縁によって結ばれた法友であります。
 学会では、誰かが病などの悩みをかかえて苦しんでいると聞けば、多くの同志が題目を送ってくれます。さらに、同志が他界した折にも、皆が真心の唱題をしてくれます。
 また、先輩の方々は、〝少しでも信心を深めてほしい。幸せになってもらいたい〟と、足しげく後輩の激励に通う。そして、悩みに耳を傾け、わが事のように心を痛め、涙しながら、懸命に励ましを送る。
 そこには、なんの利害もない。これほど尊く、美しく、清らかな人間愛の世界はありません。学会の組織のなかでつくり上げてきた、この無形の宝を社会に開いていくのが、広布第二章です。不信と猜疑と嫉妬が渦巻く時代だからこそ、わが地域に、この伊豆の地に、麗しい人間共和の模範を築き上げていっていただきたいのであります!」

 

小説 新・人間革命 27巻 正義40

2014年1月1日

ああ、真実の同志よ


 誰からも
 賛嘆されなくてもいい
 賛美されなくてもいい
 私には 心から信頼できる
 大好きな人間が 大勢いるから
 私の胸は 花束でいっぱいである

 

 信仰という命の世界に接触して
 君の久遠以来の決意と能動を
 私は いついつまでも
 信頼したいのだ

 

 ともあれ
 非常に難しい時代であっても
 真実の同志が 苦しんでいるときは
 温かい 力強い応援をしてくれ給え

 

 ともかく われら久遠の兄弟は
 勇猛にして精進の
 美事なる人材精鋭の構築に
 今日も現実に動こう

 

 未聞の人間共和が
 われらの世界であるが故に
 永遠に生命と生命とが
 融合舞踏するのだ

 

 私という一点があれば
 かならず横に縦に
 民衆運動の美事な組織を
 展開してみせるから
 君よ 待っていてくれ給え

 

 人間と組織を構築し
 走ることは
 自らの確たる生命の
 不動の幸福建設にありと思いて
 今日も赫々たる
 如来道を願うのみ

 

 紙で作った体裁の組織など
 なんの役にもたたない
 異体を同心とした
 信心の組織こそ
 永遠に崩れない
 われらの和合僧だ

 

 若き地涌の君一人立たば
 全眷属すべてが
 同時なることを確信して
 生涯を御書のままに
 生きゆかんことを

池田大作全集38巻「同志」より

2013年8月8日

 善き人が友となる

 

 古代ギリシャの大哲人プラトンは、こうつづっている。
 「善き人だけが善き人だけと友になるので、悪しき人は善き人とも悪しき人とも、決して真の友情を結ぶことはない」

 

2003.11.25全国最高協議会

2013年3月31日

友情こそ宝

 

 人生は戦いだ。友情こそ宝だ。親友と力を合わせて進むのだ。「絶対勝ち抜く」という魂を持つことである。 戸田先生は教えられた。「指導者は、皆の命を預っているのだ。ゆえに、断じて愚かであってはならぬ!」 そして、同志の幸福を祈り抜いていけ!」 わが友が健康・無事故であるように、皆、功徳が受けられるように、リーダーは懸命に祈り、全力で戦うのだ。

 

聖教新聞2013.3.24付今日も広布へ12

2013年3月20日21日

人生の宝

 

 真実の“人生の宝”とは何か、それは、大将軍の名声でもない。大統領の権勢でもなければ、大富豪の財産でもない。長き一生の旅路にあって、変わることなく貫かれた“人間と人間の絆”こそが、眩(まばゆ)いばかりの尊貴なもの…たがいを思いやる友愛の絆ほど、人生にあってうるわしいものはない。いわんや「一閻浮提広宣流布」という大ロマンを共有する私どもの絆は、三世にわたり永遠である。妙法の友は生々世々、尊き同志として、広布の大使命に進んでいける。これが日蓮大聖人の仏法の世界であり、戸田先生の指導であった。

 私どもには、いかなる時も、心から励ましあえる同志がいる。ある意味で、それは、親兄弟よりも強い絆でさえある場合がある。人間として、これ以上の幸せはないし、またこれ以上の安心もない。妙法に生きる同志の契りこそ、かけがえのない“人生の宝”であり“財産”である。

 

1989.3.22第15回本部幹部会 全集(72)326頁

2013年3月8日~12日

我が歓びに君は舞う

 

◆『自他共に智慧と慈悲と有るを喜とは云うなり』(御義口伝、御書761頁) 
 共に思いやり、共に励まし合い、共に学び、共に智慧を出し合いながら前進する。この仏法の本義に則った人間共和の世界が「創価」である。
 我らは、人間性の究極の光である麗しき団結で、歓喜の舞を舞いながら勝ち進んでいくのだ。  
 御書とともに(17)
  
◆世間を離れて仏法はない。自分の今いる場所こそ、仏道修行の場であり、仏縁を結びゆく広宣流布の本舞台なのである。 
 「生きることのよろこびは大きい/だが 自分が生き 人を生かすよろこびは もっと大きなよろこびだ」 
 このゲーテの言葉のように、我らは、地域の安穏へ、世界の平和へ、「立正安国」の旗をさらに高く掲げて、「歓喜の中の大歓喜」(御書788頁)の連帯を力強く、また朗らかに広げていくのだ。

聖教新聞2012.12.29付我らの勝利の大道

世界広布新時代

創立100周年

2030年 

 

2025(令和7)年

創価ルネサンスーⅡ

開幕の年

 

世界青年学会

飛翔の年

2013.11.18

祝広宣流布大誓堂落慶

更新日

2024.12.22

第2320回

 

日天月天ワンショット

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