2015年9月18日
地道な努力こそ王道なり
何事も、地道な人には、かなわない。地道に戦い抜いている青年は、最も神々しい。
題目また題目、折伏また折伏、激励また激励に徹し抜くことだ。基本を倦まず撓まず繰り返していく。その人が一番、強いのだ。
わが師・戸田先生も、豪放磊落でありながら、緻密で正確な努力を大切にされた。
「激動の時代である。勝負の世紀である。自分の足元を固めた人が勝者となる。これが鉄則である」と強調された。
100年先、200年先の礎を、私たちは築いている。無量の大福徳を確信し、自らが担う創価の組織を磐石に創り上げよう!
2015.9.16創価新報 勝利の人間学
2015年7月22日
必ず「努力」は花開く時が来る!
<英知は使えば使うほど、
鍛えれば鍛えるほど、輝きを増す!>
(前略)青年は、自らの才能を埋もれさせてはならない。希望に燃えて、宝の命を、自分らしく思う存分に輝かせ、栄光を勝ち取ってほしいということです。
そのために大切なことは、いったい何か。
今日は、イタリア・ルネサンスの巨人、レオナルド・ダ・ヴィンチの「鍛えの青春」を通して、確認し合いたい。
偉大な芸術家であり、大科学者であり、独創の発明家でもあったレオナルドは「万能の天才」と呼ばれました。しかし、実は、成功よりも、はるかに多くの失敗を経験した人であった、ともいわれます。
十分に初等教育も受けられなかったため、当時の知識人の共通語であったラテン語の読み書きに苦しみ、悔しい嘲笑を受けることもあった。
けれども、レオナルドには、貪欲なまでの探究心と、謙虚な向学心がありました。自分自身を「無学の人」と呼び、学びに学ぶ姿勢を貫いたのです。
分からないことがあれば、徹底的に書物を開き、考え、詳しい人の元を訪れては、アドバイスを求めたといいます。
レオナルドは、次の言葉を残しています。「鉄が使わないと錆びるように、流れない水は腐り、冷えれば凍ってしまう。我々の知性も使わなければ衰えてしまう」と。
わが学園生の皆さんは一人も漏れなく、無限の英知を秘めています。この英知は使えば使うほど、鍛えれば鍛えるほど、輝きを増すのです。
勉学も、芸術も、スポーツも、万般において、どうすれば勝てるのか。答えは、一に「努力」。二に「努力」です。
もちろん、一生懸命、頑張っているのに、なかなか思うような結果が出ないこともある。でも、必ず努力が花開く時が来ます。
だから、決して、へこたれないことです。くじけないことです。
行き詰まったら、心機一転して、勇気でチャレンジしていけばよい。創価の負けじ魂を朗らかに、心を強く持つことです。
苦労を恐れず、辛抱強く持続し抜いていく今の努力こそが、未来の創造と勝利と栄光につながる。このことを、私は、レオナルドと共に、新たなルネサンスの担い手たる学園生に伝えたいのです。
2015.7.19 聖教新聞 創立者メッセージ