創立記念日(11月18日)

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2023年11月15日

第2273回

「先生、私がやりましょう」

 

 創価学会の創立の日となった

 1930年(昭和5年)の11月18日は、

 『創価教育学体系』の発行日である。

 思えば、この発刊自体が、

 師弟共戦の産物であった。(中略)

 牧口常三郎の教育学説の発刊の難題は、

 いかに原稿を整理し、まとめるかであった。

 

 牧口の場合、

 原稿といっても、校長職の激務のなかで、

 封筒や広告の裏、

 不用になった紙などに、

 思いつくままに、

 書き留めてきたものが、

 ほとんどである。

 二度、三度と、同じ内容も出てくる。

 それを順序立てて構成し、

 文章を整理しなければ、

 とうてい本にはならない。

 

 だが、その労作業を

 買って出る人などいなかった。

 牧口も悩んでいた。

 「先生、私がやりましょう」

 その時に、名乗りをあげたのも、

 戸田城聖であった。(中略)

 切れ切れの牧口の原稿の、

 重複する箇所はハサミで切って除き、

 自宅の八畳間いっぱいに並べてみた。

 すると、そこには、

 一貫した論旨と、

 卓越した学説の光彩があった。

 

 戸田は、牧口への報恩感謝の思いで、

 この編纂の労作業を、

 自らに課したのである。

 

 そして、

 1930年(昭和5年)の11月18日、

 『創価教育学体系』第一巻が、

 「発行所 創価教育学会」の名で世に出るのだ。

 表紙の題字と牧口の著者名は、

 金文字で飾られていた。

 ここにも戸田の、

 弟子としての真心が込められていた。

 

 『創価教育学体系』第一巻の「緒言」(序文)に、

 牧口常三郎は、この発刊にあたって、

 青年たちが、原稿の整理や

 印刷の校正に尽力してくれたことに触れ、

 なかでも、

 戸田城聖の多大な功績について記している。

 

小説『新・人間革命』第23巻「敢闘」の章、297頁


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2023年11月3日

第2270回

創立の魂

 

全学会員を、全民衆を

一人も残さず幸せにしてみせる>

 

 昭和三十年(一九五五年)十二月

 ――逝去の二年あまり前、

 戸田先生は、本部幹部会で、こう指導された。

 

 「功徳をうけきった生活をさせてみたい。

  全世界にむかって、

  どうだ、この姿は、といわせてもらいたい」

 また

 「一人として功徳をうけない者はない、

  みな功徳をうけているという、

  私は御本尊様との闘争をいたします」と。

 

 戸田先生の晩年の戦い――それは、

 「全学会員を、そして全民衆を

 一人も残さず幸せにしてみせる」

 という烈々たる大闘争であった。

 

 ここに「学会精神」がある。

 「創立の魂」がある。

 

『池田大作全集』第81巻、338ページ


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2023年11月1日

第2269回

「創立の月」とは

新しい歴史を“創る月”に!

 

 「創立の月」とは、

 新しい歴史を“創る月”である。

 

 正義の師子が猛然と“一人立つ月”でもある。

 単なる過去を回顧する節目ではない。

 

 「創立の月」は、

 古い年表のなかに眠っているものでは決してない。

 広宣流布とは、

 瞬時の停滞も許されぬ、

 絶えざる創造と、

 戦闘の前進の歩みである。

 

 「創立の月」は、

 つねに「今この時」にある。

 今の瞬間、瞬間を勝ち取ってこそ、

 次の五十年、百年にわたって崩れぬ、

 常勝の学会が「創立」されていくからだ!

 

 この十一月に、

 自分自身の新しい歴史を塗り替えていくのだ!

 古い殻を破り、生まれ変わる月だ!

 限界の壁を叩き割り、

 雄々しく一人立ち上がる月なのだ!

 

 『池田大作全集』第134巻、354ページ


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2023年10月20日(未掲載)

 

2001年11・18「創価学会創立記念日」

 

”本物の弟子”がいるかどうか>

 

 二〇〇一年(平成十三年)十一月十二日、

 11・18「創価学会創立記念日」を祝賀する

 本部幹部会が、東京戸田記念講堂で晴れやかに開催された。

 

 新世紀第一回の関西総会・北海道栄光総会、

 男子部・女子部結成五十周年記念幹部会の

 意義を込めての集いであった。

 

 山本伸一は、スピーチのなかで、皆の労を心からねぎらい、

「『断じて負けまいと一念を定め、雄々しく進め!』

 『人生、何があろうと〝信心〟で進め!』──これが仏法者の魂です」と力説した。そして、青年たちに、後継のバトンを託す思いで語った。

 「広宣流布の前進にあっても、”本物の弟子”がいるかどうかが問題なんです!」

 広宣流布という大偉業は、

 一代で成し遂げることはできない。

 師から弟子へ、そのまた弟子へと続く

 継承があってこそ成就される。

 厳とした彼の声が響いた。

 

「私は、戸田先生が『水滸会』の会合の折、

 こう言われたことが忘れられない。

 『中核の青年がいれば、いな、一人の本物の弟子がいれば、広宣流布は断じてできる』

 その『一人』とは誰であったか。

 誰が戸田先生の教えのごとく、

 命がけで世界にこの仏法を弘めてきたか──

 私は”その一人こそ、自分であった”との誇りと自負をもっています。

 どうか、青年部の諸君は、

 峻厳なる『創価の三代の師弟の魂』を、

 断じて受け継いでいってもらいたい。

 その人こそ、『最終の勝利者』です。

 また、それこそが、

 創価学会が二十一世紀を勝ち抜いていく

 『根本の道』であり、

 広宣流布の大誓願を果たす道であり、

 世界平和創造の大道なんです。

 

 頼んだよ!

 男子部、女子部、学生部!

 そして、世界中の青年の皆さん!」

 

「はい!」という、若々しい声が講堂にこだました。

 会場の後方には、初代会長・牧口常三郎と第二代会長・戸田城聖の肖像画が掲げられていた。二人が、微笑み、頷き、慈眼の光で包みながら、青年たちを、そして、同志を見守ってくれているように、伸一には思えた。

 

 彼は、胸の中で、青年たちに語りかけた。

 ”さあ、共に出発しよう!

 命ある限り戦おう!

 第二の「七つの鐘」を高らかに打ち鳴らしながら、

 威風堂々と進むのだ”

 彼の眼に、

 「第三の千年」の旭日を浴びて、

 澎湃と、世界の大空へ飛翔しゆく、

 創価の凜々しき若鷲たちの勇姿が広がった。

 それは、広宣流布の大誓願に生き抜く、

 地涌の菩薩の大陣列であった。

 

 (小説『新・人間革命』全三十巻完結)

 

 二〇一八年(平成三十年)八月六日

 長野研修道場にて脱稿

 

 

 創価の先師・牧口常三郎先生、

 恩師・戸田城聖先生、

 そして、尊き仏使にして「宝友」たる全世界のわが同志に捧ぐ

 池田 大作

 

<新・人間革命> 第30巻〔下〕誓願 434頁


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2021年11月18日

第1788回

 

十一月十八日は

仏意仏勅の創価の誕生日!

 

 我らの

 十一月十八日!

 晴天であった。

 日本晴れであった。

  

 日本中の友が

 天を見上げた。

 世界中の同志が

 妙法を唱えた。

  

 十一月十八日!

 この日は

 我らの

 決意の誕生日!

  

 世界平和を誓い

 祈りゆく

 わが創価の

 創立の日である。

  

 我らの胸に

 抱いているものは

 名誉心でもなく

 ただひたすらに

 広宣流布!

  

 我らには

 大げさな話も必要ない。

 人々から

 いかなる非難を受けても

 動揺しない。

 胸の奥底には

 強い深い

 決心があるからだ。

  

 我らは

 荒れ狂う暴風雨にも

 負けなかった。

 我らは

 あの凄まじき大豪雨にも

 怯まなかった。

  

 我らの前途には

 常に大難を乗り越える

 壮大な勝利の

 輝く太陽が待っている。

  

 我らの永遠の道は

 英雄の道であり

 師子の道であり

 勝利の道である。

   

 我々には

 常に豊かな

 活気に満ちた前途が

 待っている。

 つまらぬ悪評など

 眼中におかない。

  

 法華経の安楽行品には

 「智者は是の如く

  善く其の心を修せば

  能く安楽に住する……

  其の人の功徳は

  千万億劫に

  算数譬喩もて 説くとも

  尽くすこと能わじ」と。

  

 我々同志の交わりは

 いよいよ強く深く

 天上のごとく広々と

 調和していくばかりだ。

   

 法華経二十八品の

 結びである普賢品には

 濁悪の世に

 広宣流布しゆく

 わが尊極の同志を讃えて

 こう記されている。

  

 「願う所は

  虚しからじ。

  亦た現世に於いて

  其の福報を得ん」

  

 「若し是の経典を

  受持せん者を見ば

  当に起って

  遠く迎うべきこと

  当に仏を

  敬うが如くすべし

  

 我らの創立の精神は

 世界の平和のためにある。

 世界の人類の

 連帯のためにある。

 そして

 晴れ晴れとした

 人間主義の勝利である。

  

 十一月十八日は

 仏意仏勅の

 創価の誕生日!

  

 我らの

 十一月十八日、万歳!

 勝利と栄光の

 十一月十八日、万歳!

 親愛なる尊き同志の

 十一月十八日、万歳! 

 

2021年11月17日〈桂冠詩人40周年 勇気の舞 凱歌の行進〉

2003年第16回 創価の創立記念日

2023.10.20整理

世界広布新時代

創立100周年

2030年 

 

2025(令和7)年

創価ルネサンスーⅡ

開幕の年

 

世界青年学会

飛翔の年

2013.11.18

祝広宣流布大誓堂落慶

更新日

2024.12.22

第2320回

 

日天月天ワンショット

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