2017年3月11日
創立100周年は、
目覚めた地涌の民衆による
「立正安国」の揺るぎなき基盤の完成
<牧口先生の殉教は
学会の運動の永遠の原点>
わが師・戸田先生は叫ばれた。
「百年の大計、いな、何千年の平和の大計をたて、もって、日蓮大聖人の御恩に報ずるとともに、民衆万年の幸福を確立することが、創価学会である」
創価学会は1930年(昭和5年)――第一次世界大戦(1914年~1918年)と第2次世界大戦(1939年~1945年)の間に誕生した。
当時、宗門は、大聖人が御一代をかけて戦い抜かれた「立正安国」の魂を忘れ去り、かえって国家主義に加担する体たらくであった。
その時に、民衆の大地から、
仏意仏勅の創価学会が出現したのである。
創立の父・牧口先生は、
「立正安国」の精神を体し、
殉教なされた。
正義の殉教は、
人間として究極の道であり、
学会の運動の永遠の原点となった。
創価学会は、
大聖人の本義に立ち返って、
妙法による人間革命を、
一切の根本とした。
一人また一人と、民衆自身が声をあげた。
「人類の幸福」のため、
「社会の繁栄」にため、
「世界平和」のために、
何ものも恐れぬ地涌の菩薩の対話を開始したのである。
戸田先生が展望された「百年の大計」――。
まさに
創立100周年は、
目覚めた地涌の民衆による
「立正安国」の揺るぎなき基盤の完成の時
といってもよい。
そこから、人類の幸福境涯を築きゆく広宣流布の大河が、さらに滔々と「万年の外」「未来までも」流れ通いゆくのだ。
ゆえに、これからの一年一年が「真剣勝負」である。
その出発が明年(2011年)である。
なかんずく、
わが足元の地域から、信頼と友好を広げながら、
「立正安国」の磐石なる土台を固めていきたい。
大聖人は仰せである。
「其の国の仏法は貴辺にまかせたてまつり候ぞ、仏種は縁に従(よ)って起る是の故に一乗を説くなるべし」(御書1467頁)
皆、大聖人から、直接、
使命の国土をまかせられた、
地域の幸福責任者である。
楽しく賢く対話を重ね、
仏縁を結びながら、
わが天地に、
「立正安国」の楽土を築き広げてまいりたい。
2010年12月23日 全国最高協議会へのメッセージ
2024.4.2整理