2015年11月18日
七つの鐘
ご存じのとおり、これまで創価学会は、「七つの鐘」を七年ごとに打ち鳴らしながら前進してきた。「七」は「南無妙法蓮華経」の七字にも通ずる。
第一の「七つの鐘」は、
学会創立の昭和五年(1930年)から、
昭和五十四年(1979年)までの五十年間であった。
そして創立七十周年(当時)の佳節を飾り、
明年(当時)の2001年から2050年へ、
いよいよ第二の「七つの鐘」がスタートする。
かつて私は、ここ関西の地で、二十一世紀、二十二世紀、そして、はるか二十三世紀までの壮大なビジョンを語りあった。(1997年5月17日、関西代表者会議)
まず、第二の「七つの鐘」を打ち鳴らす、
二十一世紀の前半の五十年では、アジアをはじめ世界の平和の基盤をつくってまいりたいと、私は申し上げた。そのとおりに私は祈り、一つまた一つと、手を打ち続けてきた。今回、私がアジアの各地を訪問したのも、この二十一世紀の構想の上からの新たな第一歩である。
続く
第三の「七つの鐘」を鳴らす二十一世紀の後半では、
「生命の尊厳」の哲学を時代精神にし、世界精神へと定着させたい。
さらに、
第四の「七つの鐘」に当たる二十二世紀の前半には、
世界の「恒久の平和」の崩れざる基盤をつくりたい。
その基盤の上に、
第五の「七つの鐘」が高鳴る二十二世紀の後半には、
絢爛たる人間文化の花が開いていくであろう。
それが実現すれば、
第六の「七つの鐘」、第七の「七つの鐘」と進みゆく。
日蓮大聖人の立宗千年(2253年)を迎える
二十三世紀の半ばごろから、
新たな展開が始まるであろう。
このように私は、
未来の遠大な展望を、
深い決意と願望と確信をこめて、
関西の同志と語りあった。
2000年12月14日第五十二回本部幹部会、
関西代表幹部会、関西女性総会
2014年5月3日
躍り出よ!
鐘を打て!
2015年五月三日
昭和33年(1958年)五月三日。私が本部総会で、創立以来の歩みを踏まえ、七年ごとの前進を期す「七つの鐘」という構想を発表したのも、青年部の室長時代であった。
この「七つの鐘」のリズムの中で、学会は幾多の嵐を越えて発展してきた。
初代会長・牧口常三郎先生の殉教という歴史が刻まれたのは、「七つの鐘」の二番目の時であった。
当時、軍国主義という誤った思想が民衆を狂わし、国は破滅への一途をたどっていた。その中で、牧口先生は、わが命をも顧みず、仏法の正義を掲げて思想の乱れを糺されたのである。
この厳然たる事実が、アジアをはじめ、世界での信頼につながり、今日の学会の揺るがぬ礎になっていることは、言うまでもない。
今、学会は2001年から2050年までを「第二の七つの鐘」と位置づけ、前進を続けている。そして、明2015年の「五・三」は、ちょうど二番目の鐘が鳴り終わる節目である。
この時、勇んで躍り出て、人間勝利の鐘を響かせる、地涌の世界市民は誰か。
聖教新聞2014.5.2付民衆凱歌の大行進5 輝かしき五月の三日