2023年7月31日~8月4日
第2236回
妙法を持つ若き生命は偉大
今、私の瞼には若き地涌の菩薩が光っています。
中等部・高等部の君たちが集い合い、勇気の一歩を踏み出しゆく、あまりにも凜々しきスクラムです。
今、私の胸には希望の妙音が強く轟いています。
愛する君たちが誓いの心で、奏で歌い上げてくれる未来部歌「正義の走者」の旋律と大合唱です。
創価大学と全国の会場を結び、広宣流布の未来を開く大使命と大福運の研修会、誠におめでとう!
担当者の方々にも、心から感謝を申し上げます。
日蓮大聖人は、「初めて自分の心が本来の仏であると知ることを、すなわち『大歓喜』と名づける。いわゆる、南無妙法蓮華経は、歓喜の中の大歓喜である」(新1097・全788、通解)と宣言されました。
若くして妙法を持った君たちの生命は、自分が思っているより何十倍、何百倍、いな百千万億倍も偉大です。計り知れない力を秘めているのです。
一人ももれなく、誇り高く胸を張ってください。苦しいことも大変なことも、題目という、この世で最も強い師子吼を唱え、一つ一つ乗り越えながら、みんなを幸福にし、世界を平和にしゆく栄光の青春を、喜び勇んで乱舞していただきたいのです。
私は絶対の信頼を込めて、創価学会という宇宙一、尊く正しく美しい民衆の大連帯を君たちに託します。
わが誉れの正義の走者よ、朗らかに学び勝ち抜け! ご家族に明るい笑顔でよろしくお伝えください(大拍手)。
2023年7月31日全国未来部研修会
2023年7月31日
第2235回
夢と現実を結ぶ橋
夢と現実を結ぶ橋は
努力である。
努力する人には
希望がわいてくる。
希望とは、
努力から生まれる。
女性に贈ることば365日 247頁
2023年7月29日
第2234回
心こそ大切なれ
心こそが大切である。
心の弱い人に、幸福はない。
心の汚れた人に、幸福はない。
心の強い人に、幸福は宿る。
女性に贈ることば365日 172頁
2023年7月23日~28日
第2233回
生命力満々と祈りから出発
勝利の人生、
幸福な人生のために、
何が大切か。
それは、日々、瞬間瞬間、
生命力を満々と
たたえていくことである。
そのカギこそ、
信心である。
真剣なる祈りである。
朝の勤行が大事である。
朝の勤行は
“生命の目覚め”であり、
胸中に 赫々たる太陽を
昇らせゆく源泉であり、
この生命の大いなる
覚醒の座から
出発していくならば、
その日一日、
新鮮な「朝」の
息吹をたたえ、
確実な充実と成長の
“一歩”を
刻みゆくことができる。
勤行には“生命の整頓”
“生命の調整”への
働きがある。
不幸の方向へ
行かないように
軌道を整えていく。
また唱題は
福運の“貯金”となる。
雨によって、
芝生の緑が
生き返るように、
生命を生き生きと
蘇生させ、開き、
円満な完成へと
つくり上げていく。
ゆえに、一生涯、
御本尊から
離れてはいけない。
“唱題の人”が
“勝利の人”である。
題目をあげぬいた人には、
諸天が続々と参集する。
最大に幸福の方向へと
導いてくれる。
題目にかなうものは
何もない。
祈りは戦いである。
疑い、実践もしなければ、
仏の偉大な力に
ブレーキをかけてしまう。
祈りは勢いである。
どうか共々に、
白馬が
天空を駆けるように、
軽やかに、すがすがしく、
唱題の声を響かせ、
生命力満々と
広布の活動に邁進しよう。
2023年7月23日〈池田大作先生 四季の励まし〉
2023年7月23日
第2232回
人生の大目的の確立を!
初代会長の牧口常三郎先生は
三つの目的について語っている。
「1000メートルの競争のついでに100メートルはできるが、
100メートル競走のついでに1000メートル競走はできない。
大目的が確立してこそ、中目的、小目的が明確になり、
その方法も生まれる」と。
人生というマラソンレースで
勝利者になることが大切なのである。
女性に贈ることば365日 173頁
2023年7月20日~22日
第2231回
惜しんではならない!
<「人間を育てる」ことこそ最大事>
人を育てるのは、
楽なことではありません。
ともすれば、
大変な疲労をともなうこともある。
しかし、
命を削るような労苦なくして、
本当に人を育てることなど、
できません。
日蓮大聖人は、
「命限り有り惜む可からず」(全955・新1283)と仰せです。
命には限りがある。
惜しんではならない。
だからこそ、
何に命を使うかが重要なのです。
「人間を育てる」ことこそ、
最高に尊いことではないだろうか。
『21世紀への母と子を語る』〈2〉、209ページ
2023年7月16日~19日
第2230回
「自分なんかもうダメだ」
<その時こそ、新たな可能性を開くチャンス>
「自分なんかもうダメだ」
と思うような瀬戸際の時がある。
実はその時こそが、
自分の新しい可能性を開く
チャンスなのである。
わが人生を敗北から勝利へ、
不幸から幸福へと
大転換しゆく分かれ目が
ここにある。
女性に贈ることば365日 292頁
2023年7月11日~13日
第2228回
強い心
師子の一念で祈り抜く
<多くの苦悩それ自体が不幸なのではない!
心が敗れてしまうことが不幸なのだ!>
人生には、
病に襲われることもあれば、
失業や倒産など、
多くの苦悩があるが、
それ自体が人を不幸にするのではない。
その時に、
“もう、これで自分の人生は終わりだ”などと思い、
希望をなくし、
無気力になったり、
自暴自棄になったりすることによって、
自らを不幸にしてしまうんです。
つまり、
病気などに負けるというのは、
その現象に紛動されて、
心が敗れてしまうことをいうんです。
したがって、
苦境を勝ち越えていくには、
強い心で、“こんなことで負けるものか!
必ず乗り越え、
人生の勝利を飾ってみせるぞ!”という、
師子のごとき一念で、
強盛に祈り抜いていくことです。
日蓮大聖人は、
「南無妙法蓮華経は師子吼の如し・
いかなる病さはりをなすべきや」
(全1124・新1633)と仰せではないですか。
小説『新・人間革命』第29巻「力走」の章、146頁
2023年7月9日10日
第2227回
“良きつながり”求めて
「甲斐無き者なれども・たすくる者強ければたうれず」(全1468・新1940)
――弱くふがいない者であっても、助ける者が強ければ倒れない――と述べられている。
助け合い、励まし合う、
うるわしい同志愛が大切なのである。
また「すこし健の者も独なれば悪しきみちには・たうれぬ」(同)
――少しくらい強い者でも一人きりであれば険しい道には倒れてしまう――と。
大聖人はそのように“良き友”との“良き絆”の大切さを教えておられる。
だれも自分一人の力で大きくなった人はいない。
多くの人に守られ、支えられて生きている。
良き環境は良き人間をつくる。
みずから、そうした良き環境、
“良き人間のつながり”を求めていく人は、
限りなく伸びていける。
『池田大作全集』第78巻、16ページ
2023年7月6日~8日
第2226回
「誠実」と「信用」こそ財
勤めている会社のために苦労しているのに、
評価もされず、
報われないと思うこともあるかもしれない。
しかし、信心根本に、
研究と努力を重ねて力をつけていけば、
必ず業績もあげていける。
信用も増していきます。
信心を根幹として誠実に前進していけば、
福運がつき、「心の財」が積まれます。
「身の財」も輝いていく。
「誠実」と「信用」こそ、青年の財産です。
日蓮大聖人は「観心本尊抄」に
「天晴れぬれば地明かなり法華を識る者は世法を得可きか」(全254・新146)と仰せです。
「信心即生活」であり「仏法即社会」です。
今いる場所で、
どうすれば勝利できるのか、
ありありと如実知見できる
智慧の太陽を昇らせるのが、信心です。
『勝利の経典「御書」に学ぶ』第11巻、59ページ
2023年7月2日~5日
第2225回
若き心の大地に希望の種を
人は、生命と生命を
触発し合いながら
成長する。
そして、善き人間の力は、
善人をつくる。
悪しき人間の力は、
悪人をつくってしまう。
善き人間と人間との
関係をもつことが、
絶対に必要な法則である。
若き心の大地に
希望の種を蒔き、
大切に守り、育み、
将来の大樹と仰ぎ見る。
未来部育成は、
何とロマンの
聖業であろうか。
励ましの声を
かけることだ。
「これは、いいね!」
「よくやった!」
「素晴らしい!」
何か、いいものがあれば、
必ずほめてあげることだ。
若き生命を触発するのは、
真心の祈りと
誠実の励ましだ。
生き生きと
信仰の大確信を
語り伝えよう。
未来の大樹を
大いに伸ばしながら!
後輩を成長させるには、
まず、自分自身が
雄々しく前進することだ。
勇敢に、
課題に挑戦することだ。
その弛みなき向上の一念を
忘れないでいただきたい。
創価学会の永遠の勝利も、
現在の人材育成で決まる。
ゆえに、
人の何倍も苦労しながら、
大誠実で人材を育てゆく
福徳も、三世に不滅だ。
一家眷属が
永遠に栄えゆくことは、
断じて間違いない。
さあ、創価の宝、
人類の希望の
未来部を励まそう!
共に成長しよう!
広宣流布の永遠の流れを
確立する聖業に連なる
誇りを胸に前進し、
充実と鍛えの夏を、
健康第一で
送ろうではないか!
2023年7月2日池田先生の写真と言葉「四季の励まし」
2023年7月1日2日
第2224回
師子の一念で祈り抜く
<南無妙法蓮華経は師子吼の如し>
人生には、
病に襲われることもあれば、
失業や倒産など、
多くの苦悩があるが、
それ自体が人を不幸にするのではない。
その時に、
“もう、これで自分の人生は終わりだ”などと思い、
希望をなくし、
無気力になったり、
自暴自棄になったりすることによって、
自らを不幸にしてしまうんです。
つまり、
病気などに負けるというのは、
その現象に紛動されて、
心が敗れてしまうことをいうんです。
したがって、
苦境を勝ち越えていくには、
強い心で、
“こんなことで負けるものか!
必ず乗り越え、
人生の勝利を飾ってみせるぞ!”
という、師子のごとき一念で、
強盛に祈り抜いていくことです。
日蓮大聖人は、
「南無妙法蓮華経は師子吼の如し・いかなる病さはりをなすべきや」(全1124・新1633)と仰せではないですか。
小説『新・人間革命』第29巻「力走」の章、146ページ
2023年6月27日~30日
第2223回
眼前の「ほり」を越えよ
<信心の極意は「いよいよ」の心>
「人間革命」とは、
特別なことでは決してない。
今ここで、自分ができることから、
勇気の行動を起こすことである。
御書には
「一丈のほりを・こへぬもの十丈・二十丈のほりを・こうべきか」(全912・新1229)と記されている。
どんな小さなことでもよい。
大事なことは、
一日一日の生活の中で、
眼前の「一丈のほり」を勇敢に飛び越えていくことだ。
信心の極意は「いよいよ」の心である。
今の状況が良かろうが、悪かろうが、
前へ、前へ!
たゆまぬ挑戦また挑戦、
不屈の努力また努力こそ、
「人間革命」の道なのだ。
『随筆 幸福の大道』、77ページ
2023年6月11日~23日
第2221回
“生命尊厳の輝き”を世界に
誰人にも
生きる権利があり、
幸福をつかむ権利がある。
その生存の権利は
絶対に
侵されてはならない。
人間の魂の自由は、
何者にも
奪われてはならない。
人権の確立こそ
民主の根本であり、
また平和の内実である。
戦争のないことが
平和を
意味するのではない。
個人の尊厳と権利が
最大に尊重される
社会でなければ、
真実の平和の名には
値しない。
そのために
創価学会は戦っている。
学会が今、世界に、
社会につくっているのは
“生命尊厳の大塔”である。
思想の面だけではない。
現実のうえでも、高貴に、
また幸福に光り輝く
“尊厳なる人間”の塔を
一人また一人と
つくっている。
これ以上の聖業はない。
相手の生命の
「仏性」を信じて、
心から尊敬し、
大切にしていく。
そのときに、
相手の仏性も、
根底的には、こちらを
礼拝し返している。
広げていえば、
自分が誠実そのものの心で
人に接していくとき、
多くの場合、相手もまた、
こちらの人格を
尊重するように
なっていく。
人々の
宿命の鉄鎖を解き放ち、
苦悩と不幸の
闇を晴らしていく
信仰活動には、
人道主義の
根本の生き方がある。
そして法のため、
人々のために
尽くした行動は、
必ずや
自身の生命を飾る
無量の福運となって
輝いていくのである。
2023年6月11日池田先生の写真と言葉「四季の励まし」
2023年6月4日~10日
第2220回
貴女の足元に幸福の道はある
若き女性の力が、
どれほど偉大であるか。
妙法を持った一人が
本気になって
立ち上がれば、
一家の宿命を
大きく転換して
いくことができる。
地域を変革していける。
“希望の太陽”となって、
皆に勇気を送って
いくことができる。
太陽になるのです。
太陽の光は、
全部が全部、
光を
反射してくれる星の上に
落ちるわけではない。
まったく光が無駄に
使われたかのような
方向にも、
太陽は光を送っている。
それでも
太陽は平然と輝いている。
あなたは
光を送った分だけ、
自分自身が
輝いていくのです。
皆さんは若くして、
自分自身の心に、
そして、
あらゆる友の心に、
絶対にして永遠なる
幸福の花を咲かせる
「仏の種」を
蒔きゆく人である。
これほど
尊貴な使命の青春はない。
皆さんが勇気をもって
仏法を語った分だけ、
仏縁が結ばれる。
創価の女性こそ、
「歓喜の中の大歓喜」の
人生の劇を飾りゆく
偉大な名優である。
人類の平和と幸福のため、
真面目に、
一生懸命に戦う女性ほど、
崇高にして
神々しい存在は、
断じてない。
「勝利」と
「幸福」の道は、
貴女たちの
足元にあるのだ。
きょう一日歩みゆく、
その足下にあるのだ。
創価の花の青春を、
勇気も美しく、
忍耐も輝かせながら
生き抜くことだ。
2023年6月4日〈池田大作先生 四季の励まし〉
2023年6月1日~3日
第2219回
私たちには力がある!
私たちには、
世界を新しくする力が、
世界を活気づける希望の力がある!
ゆえに、前へ!
また断固として、前へ進むのだ!
今再び、
眼前の現実に勇敢に挑みゆくのだ!
その人が、
最高の勝利の人間なのである。
尊き女性なのである。
誰がなんと言おうが、
誰人がなんと思おうが!
『池田大作全集』第136巻、28ページ
2023年5月25日~30日
第2218回
待つのでなく自分から
希望も、喜びも、
人から与えられるのを、
待つものではない。
自分でつくり出し、
皆に広げていくものだ。
そう決めた青春は強い。
苦労している父母にも、
自分から親孝行するのだ。
悩んでいる友人にも、
自分から励ましてあげるのだ。
『華陽の誓い』、25ページ
2023年5月14日~24日
第2217回
母よ 幸あれ! 和楽あれ!
母は、
わが家の太陽である。
いな、
世界の太陽である。
いかに暗き
厳しい状況になっても、
母がいると
笑顔の満開の光が
消えることはない。
母が輝けば、
周囲の暗闇も明るくなる。
笑顔の花が
一輪また一輪と咲き薫る。
広布の道を進む
母の祈りと行動は、
必ず地域再生の
大きな力になっていく。
生命を育む力。
生命を尊ぶ心。
本来、
「命」そのものに
国境も差別も格差もない。
あってはならない。
それを誰よりも実感し
知悉しているのは、
女性である。
創価の女性たちは、
生命尊厳の大哲学を掲げ、
一人の人を大切にする
実践をたゆみなく
積み重ねている。
それが、
いかに重要な
平和創出の意義を
持っているか、
計り知れない。
人を育てる苦労と喜びは
何と尊く、深いものか。
わが子のため、
わが友のため、
祈り、悩み、尽くす。
その目に見えない
労苦と奮闘は、
必ずや自分自身の生命の
福徳となって積まれる。
そして、その福徳が、
そのまま、
わが子に、わが友に
伝わっていく。
今ほど、母の願いが、
皆の心に
深く響く時はない。
今ほど、母の声が、
皆に勇気を贈る時はない。
母よ、強くあれ!
幸あれ! 和楽あれ!
健康あれ!
偉大なる
「人間世紀の母」たち、
万歳!
2023年5月14日池田先生の写真と言葉「四季の励まし」
2023年5月5日~13日
第2216回
苦難は信心試すため
<すべて、仏界の生命を開いていくために必要>
「今まで」どうだったかではない。
大切なのは、
「これから」どうかである。
今まで以上に、
強盛な信心を奮い起こすことだ。
その人を、ありとあらゆる諸天善神が、
必ず守っていく。
「三類の強敵」が現れるのも、
「三障四魔」が競い起こるのも、
ありとあらゆる苦難は、
自分自身の信心を試しているのである。
すべて、仏界の生命を開いていくために必要なことなのだ。
ゆえに、
いちだんと信心を強めていけば、
絶対に乗り越えていける。
勝っていける。
強盛な信心があるかぎり、
乗り越えられない苦難はない。
『池田大作全集』第99巻、71ページ
2023年4月23日~5月4日
第2215回
共に喜び 勝つ人生を
人は、
人の絆のなかで育まれ、
成長し、学び合い、
助け合って
真実の人間となる。
ゆえに、自分一人だけの
幸せはない。
自他共の幸福の
なかにこそ、
本当の幸福もある。
他人のために尽くす、
慈悲の行為に
励む人の胸中には、
仏の命が涌現する。
その境涯が、
すべてを変えていく。
同じ状況にあっても、
ある人は、
生き生きと進む。
ある人は、
嘆き、悲しむ。
喜びというのは、
心が感じるものだからだ。
この人生を、喜んで、
楽しんでいければ、
その人は「勝ち」である。
ゆえに、大事なのは、
心を変革することだ。
いつかではない。
今、この瞬間である。
今日、この一日である。
今、この時に
全魂をかたむけていく。
その「今」に
勝利の未来が
含まれている。
皆さんは、
学会の広宣流布の闘争に
勇んで参加された。
その福運は、
永遠に続いていく。
財力よりも、権力よりも、
名声よりも、
信心は百千万億倍、
偉大である。
広宣流布という
大目的のために
戦っていくことは、
仏にしかできないことだ。
私たちはどこまでも、
「人のために」
灯をともしていく。
目の前で悩んでいる人、
苦しんでいる人のもとへと
足を運び、
妙法の光で、
自他共に
無明という生命の闇を
晴らしていくのだ。
2023年4月23日池田大作先生の写真と言葉「四季の励まし」
2023年4月16日~22日
第2214回
「対話の拡大」は「幸福の拡大」
対話こそ
人間の特権である。
それは人間を隔てる
あらゆる障壁を超え、
心を結び、世界を結ぶ、
最強の絆となる。
「言葉の力」
「声の力」は偉大である。
黙っていてはわからない。
伝わらない。
「声、仏事をなす」と
説かれるように、
声で人を
救うことができる。
声で魔を
切ることもできる。
言葉で、声で、
いくらでも
広布の道を開いていける。
「語る」ことは戦いである。
ゆえに
声を惜しんではならない。
失敗しても
クヨクヨしないことだ。
すべて勉強だと思って、
また明るく朗らかに
対話していけば、
いいのである。
対話に限らず、
何かしようとすれば
失敗はある。
失敗は挑戦者の勲章だ。
戦い抜いたという
歴史は永遠である。
また、戦いで得た「力」も
「福運」も全部、
自分のものになる。
「あのとき自分は、
あそこまで
やれたのだ」という、
自分自身の歴史を
残すことだ。
その事実が
人生の最後の勝利へ、
大きな土台となっていく。
ひとたび仏縁を結べば、
決して失われない。
いつか、
花開く時が絶対に訪れる。
仏縁こそ、
真の友好信頼の絆だ。
仏縁こそ、
自他共の歓喜の光だ。
仏縁こそ、
平和の文化の宝だ。
広布に連なる
私たちの対話は、
一切が
「仏縁の拡大」であり、
永遠にわたる
「幸福の拡大」なのである。
2023年4月16日〈池田大作先生 四季の励まし〉
2023年4月15日
第2213回
幸福を「つかむ」信心
幸福は、
他の誰かから与えられるものではない。
自分の意志や努力とは無関係に、
いつか突然やって来るのを待つのでもない。
究極は、各人が、
自分自身で「つかむ」しかありません。
必ず「つかむ」ことができる信心なのです。
そして、
三世に崩れざる真の幸福境涯を、
自他共の胸中に築き上げていく。
それが、創価学会の信心の実践です。
『創価学会永遠の五指針』、38ページ
2023年4月11日~14日
第2212回
心を変える一言の御礼
<励ますべき人を忘れてはいないか>
陰で働いてくれている人を、
当たり前のように思っては絶対にならない。
また、未入会のご家族等への配慮を忘れてはならない。
活躍している友の陰には、
必ず、その人を支えている人がいる。
一言の御礼が、
相手の心を変える場合もある。
幹部は祈り、よく考えて、
「御礼を言い忘れている人はいないか」
「励ますべき人を忘れてはいないか」、
サーチライトを当てるようにして、
探しだしていただきたい。
その一念、その行動があれば、
広宣流布は、いよいよ限りなく広がっていく。
『池田大作全集』第86巻、357ページ
2023年4月6日~10日
第2211回
真実は自然と明らかに
<冥の照覧を確信>
信心は、他人に“どう見えるか”ではない。
自分自身が“どうあるか”“どう行動したか”である。
目には見えない「一念」と「行動」が、
長い間には必ず目に見える結果となって現れてくる。
長い目で見れば、
その人の真実は、
自然のうちに明らかになっていく。
裏表のない人が最後に勝っていく。
たとえば、
“電波”は目に見えないが、
火星や金星にまでもつながっていく。
生命の一念も、凡夫の目には見えないが、
「一念三千」の法則によって、
諸天・諸仏をも動かし、
厳然たる「実証」となって現れる。
「信心」とは、いわばこの
「冥の照覧」を信じきることといえるでしょう。
『池田大作全集』第82巻、289ページ
2023年4月2日~5日
第2210回
桜舞う「4・2」
師弟の絆は永遠に
「本物の道」が一つあれば、
人生に迷うことはない。
それが「師弟の道」である。
師匠の道を歩み、
師匠の道を広げながら、
そこに
さまざまな花を咲かせ、
実を結ばせていく。
それが弟子の道である。
偉大な師匠と
同じ時代に生まれ、
同じ理想を目指し、
同じ祈りで
邁進しゆく人生ほど、
素晴らしいものはない。
ありがたいものはない。
師弟の一念が合致して、
祈り切っていくところに、
計り知れない力が出る。
「祈り」は即「行動」だ。
ゆえに
広布と人生の勝利のため、
一つ一つ祈り、真剣勝負で
行動していくのだ。
どこまでも
「師弟の道」を根本に、
弟子が互いに励まし合って
いく中にこそ、
異体同心の団結が
結ばれる。
「師弟不二」と
「異体同心」こそが、
仏法を実践する
最重要の原理であり、
人間革命の急所なのだ。
仏法の師弟の絆は、
三世永遠である。
この絆は誰人も
壊すことはできない。
常に、師と共に
使命の天地に生まれ、
元初の誓願を
果たしていくのだ。
苦悩渦巻く娑婆世界を、
常楽我浄の仏国土へと
忍耐強く
変革していくのだ。
どこまでも勇敢に、
一つ一つ勝ち切っていく。
そこに
無量の功徳が集まり、
無辺の善根が
広がっていく。
わが親愛なる同志よ、
友情を広げゆこう!
正義を語り抜こう!
そして「5・3」を
晴れ晴れと勝ち飾り、
洋々たる広布の新航路を、
共々に開いていこう!
2023年4月2日池田大作先生の写真と言葉「四季の励まし」
2023年3月29日~4月1日
第2209回
その地にしかない輝く宝
<共に生きる隣人が宝の人>
「ローカル」という言葉には、
「特有の」という意味がある。
いずこにも、
その地にしかない特有の歴史があり、
文化があり、誇りがある。
哲学があり、希望がある。
「地方」とは、
その土地の無数の宝がちりばめられて輝く、
「地宝」ともいえようか。
わが郷土が宝土であり、
そこで共に生きる隣人が宝の人となるのだ。
『随筆 対話の大道』、238ページ
2023年3月25日~28日
第2208回
仏法証明の蘇生の体験
<「宿命転換」の原理>
大聖人は「地獄の苦みぱっときへて」
(全1000・新1356)と仰せられている。
ここがポイントです。
そして、成仏の利益を挙げられています。
これがもう一つのポイントです。
すなわち、
仏法のために受ける大難で感ずる苦しみは、
永劫の地獄の苦しみをただちに消していくための小苦であり、
成仏に通ずるのです。
これが大聖人が説かれる「宿命転換」の原理です。
仏意仏勅のわが創価学会においては、
何十万、いな、何百万もの人が強い信心で苦難と戦い、
自身の苦悩が「ぱっ」と消えた蘇生の体験をもっている。
宿命を転換する日蓮仏法の力強さは、
一千万人が現実の人生の上で証明してきたとも言える。
『池田大作全集』第33巻、48ページ
2023年3月22日~24日
第2207回
わが心は屈しない!
かつて、ユネスコが古今東西の“人権の名言”を集大成した書物(『語録 人間の権利』)を出版した。
この本の中に、
日蓮大聖人の「撰時抄」の一節が紹介されている。
それは、あの佐渡流罪から鎌倉に生還され、
幕府の権力者・平左衛門尉と対面した折の師子吼であった。
「王地に生れたれば
身をば随えられたてまつるやうなりとも
心をば随えられたてまつるべからず」(全287・新204)
たとえ頸の座に据えられようが、
たとえ流罪されようが、わが心は決して屈服しない!
――この人類史に輝きわたる師子王の精神闘争に続きゆくのが、
創価学会である。
『池田大作全集』第137巻、23ページ
2023年3月18日~21日
第2206回
誰に誉められなくても
<陰徳陽報を確信>
仏法では、「俱生神」すなわち
人が生まれた時から左右の肩には同生天・同名天がいて、
全ての行為を交互に天へ報告していると説かれる。
大聖人は、この譬えを通して、
夫の四条金吾を佐渡まではるばる送り出した、
日眼女の支えを賞讃されている(全1115・新1519)。
誰が知らなくとも、
誰が誉めなくとも、
仏天は全てお見通しである。
陰の献身は、
一切合切が自らの福徳となり、
命の輝きとなる。
「陰徳陽報」という、
生命の究極の栄光がここにあるのだ。
『随筆 輝く民衆の大城』、125ページ
2023年3月13日~17日
第2205回
人びとの苦悩の解決を図ることこそ、
仏法者の使命
<妙法独り繁昌せん時を!>
さて、私どもの使命とは何か。
それは、立正安国の実現であり、
正法を根底として、災害や戦争のない、
安穏な社会を築くことであります。
では、正法とは何を指すのか──。
大聖人は『立正安国論』のなかで、
”実乗の一善”
すなわち、法華経に帰依すべきであると訴えられております。
法華経とは、
大宇宙を貫く生命の根本法則を説いた教えであり、
また、生命の尊厳の思想、慈悲の哲理です。
そして、この正法を生き方の根本とし、
自身の一念を、生命を変革していくならば、
いかなる環境をも変え、
崩れざる幸福を築き上げることができると、
大聖人は宣言されています。
なぜなら、
主体である自身と、人間を取り巻く環境とは、
本来、不二の関係にあるからです。
それが、『依正不二』ということです。
つまり、すべては、人間の己心に収まるとともに、
人間の一念は大宇宙に遍満していく。
ゆえに、
私どもの信心で、
必死の行動で、
いかなる事態も、
必ず打開していくことができる。
それが仏法の原理です。
だから、何があっても挫けてはならない。
弱気になり、勢いを失えば負けです。
どうか、勇気をもって行動してください。
勇気は力です。
勇気は知恵です。
勝利の原動力です。
日蓮大聖人は、
『天下万民・諸乗一仏乗と成つて妙法独り繁昌せん時、万民一同に南無妙法蓮華経と唱え奉らば吹く風枝をならさず雨壤を砕かず……』(如説修行抄、新601㌻、全502㌻)と仰せであります。
万人が生命の根本法たる正法を信じ、
題目を唱えてゆくならば、
大風や豪雨など、
あらゆる災難を払っていくことができるとの御文です。
私たちは、この御本仏の仰せを確信していきたい。
ゆえに、めざすべきは、広宣流布です。
広く人びとが正法を信受して、
生命の尊厳の思想、慈悲の哲理が、
社会の根底に打ち立てられれば、
人間や、すべての生あるものを守ることが、
何にも増して最優先されていくでしょう。
そうなれば、地震という問題に対しても、
予知の技術開発や回避の研究、
また、防災対策などに徹底して力が注がれ、
やがて、安全な社会の建設も可能となるにちがいありません。
そのためには、
政治の在り方もまた、極めて重要になります。
ともあれ、
人びとの苦悩の解決を図ることこそ、
仏法者の使命です。
<新・人間革命> 第12巻 愛郷 140~142ページ
2023年3月11日
第2203回
大闘争が歴史つくる
「『塵も積もれば山となる』という言葉はあるが、
実際には塵が積もって山となったことはない」とは、
牧口先生の教えである。
激しい地殻変動が山をつくるように、
熾烈な大闘争が偉大なる歴史をつくる。
大悪と戦ってこそ、
大善の境涯はつくられ、
大難を越えてこそ、
偉大なる人格はできる。
『池田大作全集』第129巻、348ページ
2023年3月7日~10日
第2202回
悩みが「人格」を育てる
<独りぼっちではいけない>
時には、人間関係がわずらわしくなって
「一人で生きたい!」と叫びたくなることもあるだろう。
しかし、それは現実には不可能です。
仙人になるのでもないかぎり――。
だとすれば、どうするか。
自分から「いい人間関係」をつくるしかない。
そういう関係をつくれる人間に、
自分がなる以外ない。
人間関係の「悩み」があるからこそ、
自分が成長できるのです。
悩みに負けなければ、
「人格」が大きく育っていく。
だから、独りぼっちではいけない。
人間、一人なんて、ありえない。
それでは自己中心のわがままになってしまい、
何もできない。
『池田大作全集』第64巻、371ページ
2023年3月5日
第2201回
勝負を決する壮年部
きょう結成日
<25歳の青年の心意気で>
黄金柱の壮年部が、
今こそ
立ち上がる時である。
たとえ年配になっても、
25歳の青年の心意気で、
この一生を
生き抜いていただきたい!
断じて
心まで老いてはならない。
若々しい心を
燃やさなければ、
何事も勝てるはずがない。
壮年の「壮」とは、
若々しく、元気盛んで、
強く、大きく、
勇ましいことをいう。
ゆえに、意気盛んな男性を
「壮士」と呼び、
働き盛りの年代を
「壮歳」といい、
勇気のいる
大がかりな仕事を
「壮挙」というのだ。
本来、青年をしのぐ、
勢い、勇気、強さ、実力、
英知をもっているのが
壮年なのである。
壮年の豊かな
「経験」と「確信」、
青年の燃えるが如き
「情熱」と「行動力」。
これらをがっちりと
組み合わせれば、
その力は、
単なる足し算ではなく、
掛け算となって
倍加していく。
そこに、広宣流布の勢いは
いやまして加速し、
盤石なる
「青年学会」の建設への
決定打となっていく。
壮年の声の力は
計り知れない。
ゆえに、
断じて声を惜しむまい。
声の限り、力の限り、
創価の勇将が
正義を叫んで、
必ずや国土世間を
仏国土に変えていくのだ。
学会の勝負は、
最後は壮年部が
決するのだ。
堂々と
正義と真実を語り抜き、
学会の偉大さを
満天下に示すのは、
師弟の真髄を
結果で体現する
壮年部なのである。
2023年3月5日〈池田大作先生 四季の励まし〉
2023年3月3日
第2200回
希望の王子・王女に贈る
負けじ魂のバトンを一人一人に
卒業の皆さん、誠におめでとう!
進級する人も、よく頑張ったね!
3月は「後継の月」。65年前(※)、
戸田先生が「創価学会は宗教界の王者」と宣言され、
広宣流布という「世界平和の大行進」を青年に託された月です。
私は信頼する王子・王女の一人一人に
「負けじ魂のバトン」を手渡したい。
希望は「あきらめない心」から生まれる。
夢や目標に挑戦し、何があっても負けない。
その皆さんの勇気と努力こそ、
地球の平和な未来をつくる力となります。
皆さんには負けじ魂を引き出す無敵の題目があります。
さあ、新しい出発だ!
※1958年3月16日、池田先生を中心に6000人の青年部が、戸田先生のもとに集い、“広宣流布の予行演習”となる式典が行われました。
2023年3月1日付 少年少女きぼう新聞 KIBOU(12面)
2023年3月2日
第2199回
何があろうと自分が強くなる
<自分こそが人生の「主役」>
戸田先生はつねづね、こう、おっしゃっていた。
「私は愛する妻を亡くしました。
愛する子どもも亡くしました。
だから私は会長をやれるのです」
人生の苦労もなく、
すべて思いどおりに順調にいった人には、
多くの人々は救えない。
苦悩しなければ、
人の心もわからないし、
仏法の本当の力もわからない。
困難にあっても、
自分こそが人生の「主役」である、
「主人公」である、
「英雄」であると決めて、
前へ前へ進むことである。
自分を卑下したり、
引いてしまったら、
負けである。
何があろうと、
自分自身が強くなるしかない。
自分自身が境涯を広げるしかない。
そうすれば、必ず道が開ける。
『池田大作全集』第86巻、327ページ
2023年2月27日~3月1日
第2198回
試練に挑戦する一念を
<題目こそ、仏の智慧と生命力の源泉>
「一念」は見えない。
しかし、それは行動となって現れる。
「賢者はよろこび愚者は退く」(全1091・新1488)
と仰せの如く、
試練にも喜び勇んで挑む一念。
これが「信心」です。
その勇敢な前進の原動力が「題目」です。
誰しも苦しみや悩みはある。
経済苦や病苦もある。
けれども、
妙法を唱え、
広宣流布へ進む人は、
自分自身が仏の生命となる。
いかなる苦難も乗り越え、
勝ち越えゆく仏の智慧と力を、
わが命から引き出すことができる。
その戦いの中で、
わが一念は、
真金の如く強くなり、
深まっていくのです。
『御書と師弟』第1巻、27ページ
2023年2月25日
第2197回
“生”の火ともす励まし
<善知識>
だれでもいい、そばにいてあげることです。
一緒にいて、話を聞いてあげる。
一言でも励ましてあげる。
それによって、苦しんでいる心に、パッと“生”の火がともる。
「自分のことを思ってくれる人がいる」――
その手応えが、苦悩の人の生命空間を、すっと広げてくれるのです。
他人や世界と“共にある”という実感があれば、
必ず立ち上がることができる。
それが生命のもっている力です。
だから、「善き縁」が大事なのです。
仏法でいう「善知識」です。
『池田大作全集』第30巻、306ページ
2023年2月23日
第2196回
“戦う楽観主義”
仏法の楽観主義は
「なんとかなるだろう」
というような“現実逃避の楽観主義”ではない。
むしろ悪は悪として、
苦しみは苦しみとして直視する。
そして、それと断固、戦う。
どんな悪や苦難とも「戦える自分自身」を信ずるのです。
そういう“戦う楽観主義”です。
『池田大作全集』第31巻、36ページ
2023年2月21日
第2195回
「負けない」人が勝つ
人生は、断じて退いてはならない。
負けてはならない。
「負けない」ことが「勝利」である。
最後まで「負けない」人は勝ったのである。
学会の前進も、
どんな障魔にも退かなかった。
前へ前へと進んだ。
だから勝ってきた。
“何があろうと、一歩も退かない”
――これが学会精神である。
その人こそが、無限の勝利を得ることができる。
『池田大作全集』第88巻、455ページ
2023年2月19日
第2194回
会う勇気が歴史を変える
人間は本来、等しく
平和を希求している。
その心を紡ぎ出すのは、
美辞麗句や
虚飾の言ではない。
胸襟を開いた、
誠実な人間性の
発露としての、
率直な対話である。
友の幸福を祈り、
社会の繁栄を願い、
世界の平和に
尽くしゆかんとする
我らの心は、
必ず相手の生命に伝わる。
その祈りと
真心からの対話こそが
友の命を変え、
真の友情と理解を生む。
座していたのでは、
事態は開けない。
行動である。
会って語り合う
勇気こそが、
歴史を変えていくのだ。
大きく動けば、
自分の境涯も大きくなる。
友情も大きく広がる。
大変な中で
精魂を注いで
戦った分だけ、
大きな福徳が
我が身を包む。
正義を語るのに、
遠慮など必要ない。
スッキリと語る。
ハッキリと訴える。
相手がよくわかるように、
心に入るように
言葉を尽くすのだ。
同じ言葉でも、
発する人間の誠意で
重みは変わる。
いわんや友の幸福を
願い続けた心が
届かないはずはない。
大きな大きな心で
友情を育みゆくことだ。
一つ一つの
出会いを大切に、
確信の対話を
勇気凜々と
広げゆくことだ。
その全てが
仏縁となって光る。
ここに
平和創造の道があり、
幸福勝利の道がある。
2023年2月19日〈池田大作先生 四季の励まし〉
2023年2月18日
第2193回
最後まで執念深く!
戦いは、
執念深く攻めぬいたほうが勝つ。
これが鉄則である。
最後の最後まで、攻めて攻めて攻めぬく。
これが本当の指揮である。
中途半端はいけない。
執念深く!
戦いは、勝つか、負けるかしかない。
祈って、祈って、祈りぬくのだ。
戦って、戦って、戦いぬくのだ。
勝利の結果を見届けるまで!
『池田大作全集』第99巻、30ページ
2023年2月16日
第2192回
学会はなぜ強いか
徹して一人の人を大切にしてきたから、学会は強い。
不幸な人、悲しんでいる人、
苦しんでいる人を放っておくことなく、
いちばんの味方になって、
ともに手を取りあって
乗り越えてきたからです。
御書には、日蓮大聖人が門下を思いやり、
「魂を無くすほど、心配しました」(全1185・新1608、趣意)
と仰せになっている個所がある。
弟子を思う御本仏の限りないご慈愛が伝わってきます。
大聖人のお心を受け継ぐ学会の根本精神も、
まったく同じです。
『池田大作全集』第62巻、70ページ
2023年2月15日
第2191回
それでも「仲良くしていこう」
<そこに、妙法が脈打っていく>
ありのままの人間の集まりである。
なかには付き合いにくい人もいよう。
それでも、「仲良くしていこう」というのが、
日蓮仏法の精神である。
大聖人は、
短気で一本気な四条金吾が、
同志と思われる夜回り(警備)の人たちと
協調できないことを心配し、
「いかに心にあはぬ事有りとも・かたらひ給へ」
(全1172・新1594)と御指導されている。
「異体同心」を祈って、
努力していくこと自体が、
尊き仏道修行となる。
互いに尊敬し合い、
仲良く前進していく
――そこに、妙法が脈打っていくからだ。
『随筆 出発の光』、248ページ
2023年2月13日
第2190回
仏とは凡夫そのもの
<ありのままの自分を大切に>
仏とは最高の「人間」である。
決して「人間」以上の存在なのではない。
その意味で、自分を、
ありのままの「人間」以上に見せようとするのは、仏法ではない。
御本仏日蓮大聖人は、
「人間」そのもの、
「凡夫」そのものの御振る舞いであられた。
だからこそ偉大なのである。
釈尊も人間そのものであった。
だからこそ偉いのである。
大聖人は、弘安元年(一二七八年)、身延の山で、
「今年は異常に寒い」とおっしゃり、
土地の古老たちにたずねてみたら、
八十、九十、百歳になる老人も
「昔から、これほど寒かったことはありません」
と言っていたと書かれている。
(「兵衛志殿御返事」全1098・新1495、趣意)
山の中の庶民と、
何のへだてもなく
「寒いね」
「こんなことは、いまだかつてありません」と、
和やかに語らっておられる。
これが御本仏の世界なのである。
『池田大作全集』第81巻、182ページ
2023年2月12日
第2189回
堂々と胸を張って
大聖人は、
御自身を迫害する一国の権力者でさえも
「わづかの小島のぬしら」(全911・新1227)
――わずかな小さな島の主たちにすぎない――と、
悠然と見おろしておられた。
私どもは、
限りなく広大な御境界であられる御本仏の仏子である。
“王子・王女”である。
信仰者は、
何ものをも恐れず、
堂々と胸を張って生きていくことだ。
だれが何と言おうとも、
その人は幸せである。
むしろ、焼きもちを焼くよりも、
焼かれるほうが、
ずっとよいのではないだろうか。
『池田大作全集』第74巻、464ページ